皆さん、こんにちわー。
今日は、自分の身の回りネタを、書きたいと思います。
私は、20歳から写真スタジオで務めて、35歳で独立しました。
お客様の記念写真をお撮りして、お渡しすると言う仕事です。その中の仕事で、お撮りしたお写真を、台紙にお貼りする作業が有りました。
務め始めた頃は、台紙の殆どが紙製でしたが、リーズナブルなビニールレザーで包んだ物が、出始めました。
一見して、レザー台紙の方が高級に見え(実際に単価も高いです)、段々そちらの方に移行していった気がします。勿論、お客様の反応もそちらの方が良かったのです。
ですが、レザー台紙には問題が起こる事が有りました。
それは、貼り込んだ写真が波打ってしまったり、台紙自体が反り返ってしまったりする事です。
貼り込む前の写真は、問題が無いのに、2~3日で変化が出る事も有りました。
納入した式場や、お客様からお叱りを頂いたりする事も有ったので、重大案件です。どうしてそうなるのか?勿論、台紙メーカーさんに問いかけもします。
しかし、納品された状態では、不具合が出ていないので、保存状態の問題なのか、時期的に湿度が多い時期なのでそうなってしまったのかと、此方サイドの責任として、処理されていました。
我々、写真スタジオとしても、不具合が出れば信用が下がりますし、どうしてそうなったかを考えます。台紙メーカーさんは、エンドユーザーさん(撮影作業としての)とは、やり取りをしませんが、お客様の声が、仕事に直結する私たちは、大問題です。
台紙の貼り込んだ際のテープの接着位置の問題で歪が出たのか?
写真プリント自体に問題が有ったのか?
今回は、検証をしてみました。
二つのグループに分けて、検証しています。
一つのグループは、到着した台紙を開封して、開いた状態で、スタジオに並べました。除湿状態のエアコンの掛かった部屋に放置しました。
驚くほど速く、変化が見え始めました。放置して、2時間程で、台紙が、反り始めます。最終、6時間程放置した状態が、此方です。


まん中の部分が、膨らんでいるのが、判ります。納品された袋の状態でも、包装紙に波打ちが見られます。では、この状態の物を、上方に重りを置いて、24時間放置してみます。
そして、更に、今度は1枚づつを見開きの状態にして、24時間放置します。

24時間程、開いた状態で放置しましたが、反りは、見られませんでした。
では、もう一グループです。
こちらは、印画紙と同等厚みのインクジェットプリント用紙を、台紙に貼り込んだ状態で放置します。
1枚(画像右下)は、上記の様に開封して、暫く放置した物に貼り込み、他は開封してすぐに貼り込んだ物です。
貼り込みは、印画紙に歪が出ない様、3か所をテープ止めしました。

貼り込んで、24時間が経過しました。

比較すると分かりますが、暫く放置した物(右下)は、印画紙の表面に波打ちは見えませんが、納品開封直後の物は、はっきりと波打ちが見えます。
この二つの結果を踏まえると、台紙に反りが出たり、貼り込んだ写真に波打ちが出るのは、台紙に係る要素が大きいと思われます。
では、なぜ原因が中々特定されなかったのか?
台紙の反りは、きちんと包装された状態で納品がなされる為、台紙が反り難いからです。ですが、お客様が、納品された写真を台紙のままで飾られたらと考えると怖い気がします。
又、台紙自体に不具合が有っても、一度、印画紙を貼り込むと台紙の不具合部分が、印画紙に吸収され、貼り直すと同じ症状が出にくくなるからだと思います。
私も、式場から、お叱りを頂き、回収して、貼り直し作業して、様子を見ると同じ症状が出なかったのです。仕事が立て込んでいる時に、その様な事が起こると、対処はしても、細かい原因の追究まで出来ていませんでした。
ですから、季節のせいかなとか、印画紙の液体ラミネートが乾燥不十分なのか、
はたまた、台紙にテープ止めした際に、しっかりと止めすぎて、力の掛かり具合が悪く、歪が出てしまったのかとか色々考えました。
今回の検証で一つの答えが出たと考えています。又、対処方法も、確立出来ました。
只、直ぐに使用出来ない状態の物が、製作完了品として、納入されている点には、少し考える事も有ります。
長くお付き合いしてきたメーカーさんですし、通常の規格サイズと違い、特別な寸法で作って貰っていますので仕方がないかなと言う思いも有ります。
もしこれをご覧になった、新規台紙メーカーさんがいらっしゃいましたら、お話をしてみたいです。コメント欄から、連絡お待ちします。
又、これをご覧になった同業者の方で、色々お考えが出て、私が取引しているメーカーさんをお知りになりたい方、ご案内致します。この件は、取引メーカーさんには報告して有り、当方(取引メーカーさん)の責任の範疇で無いとの回答を貰っていますので‥‥‥涙。
今回は、写真台紙に関しての実験でした。



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